歯科タバコ介入とトレーニング

禁煙の準備状況の評価

5.1 禁煙の準備ができるのはどんな時ですか?

5	禁煙の準備状況の評価

禁煙の準備に必要なのは

  • 「禁煙は重要である」と信じること
  • 禁煙に成功する自信を持つこと
自己効力期待
  • 自身の成功能力への自信と関連づけます
  • 仕事成就や人生の挑戦を扱う能力や適応力への自信
喫煙者が「禁煙は重要である」と信じ、禁煙成功の能力に自信をもった時は以下のように言います。
  • 「タバコを吸わない(非喫煙者になる願望)」
  • 「禁煙に成功するチャンスがある(禁煙の高いレベルの自信)」

5.2 準備状況を評価する

方法①:重要性と自己効力期待の2つの質問をします。

「タバコを吸わないようになりたいですか?」
禁煙したいことがはっきりしている「はい」の人だけ、準備ができています。

「禁煙に成功できると思いますか?」
いくぶん疑いをもっている。自身が明確でないのはOKです。しかし、絶対に「できない」というのは問題があります。

タバコを吸わないようになりたいですか? はい わからない いいえ
禁煙に成功できると思いますか? はい わからない いいえ

青い背景部分の人は、準備ができていないと評価します。これらの場合には「5R」の介入を行うべきです。

方法②:ひとつだけ質問します。

「30日以内に禁煙しようと考えていますか?」
質問への答えが「いいえ」の場合は、禁煙準備ができていない、そして、「5R」の実地介入を行います。

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